問い合わせフォームからの迷惑メール対策はいたちごっこの側面がありますので、ある程度は致し方ないものですが、最近かなり増えて業務に支障があるという場合は当社にご相談ください。
2種類の迷惑メール
迷惑メールには大きく分けて2種類ございます。1つは海外から送信されるスパムメール(多くの場合botと呼ばれる自動収集システムが原因)。2つ目はしつこい営業メール(手動のものも多い)です。
フォームのスパムメール対策例
必須項目や確認画面を設置する
問い合わせフォームに必須の記載項目(電話番号等)を設けることや、プライバシーポリシー等に同意しましたとチェックボックスを設けることでロボットの対応が難しくなり、送信しにくくなります。
読み仮名等を必須にする
お名前と別に読み仮名を必須にして、ひらがな等の記載を判定するとロボットの対応が難しくなり、送信しにくくなります。
※表示上必須にしていてもひらがなやカタカナの判定をしていないフォームもあります。
GoogleのreCAPTCHAを設置する
reCAPTCHAとは、botによるWebサイトへのスパム攻撃を防ぐためGoogleが提供しているサービスのことです。
多くの方が、お問い合わせフォームやログイン画面で「私はロボットではありません」という文言とともに表示されるチェックボックスを見たことがあるでしょう。これはreCAPTCHAと呼ばれるものです。
reCAPTCHAにはいくつかのバージョンと種類があり、それぞれ異なる方法で人間と機械を区別します。reCAPTCHA v3はバックグラウンドで動作するため、「私はロボットではありません」のチェックボックスを選択するなどの必要がありません。
デメリットとしては誤検出がないわけではないということです。間違ってボットと判断される場合もないとは言えません。
WordPress(ワードプレス)サイトの場合の迷惑メール対応
禁止用語リストを設定する
WordPressの設定の中で禁止用語リストを登録することができます。
営業でよく使用される単語を入力できないようにすることで「しつこい営業メール」にはある程度対応が可能です。
禁止用語の一例
- リリース
- ご興味
事務所に送られてくる営業メールに使われているワードで上記のような相談者が使わないワードを禁止用語として登録することが可能です。
※営業メールにはほぼURLが付いているので、www,https等を禁止用語に登録することで、営業メールを防ぐことも可能ですが、業務上好ましくないとおっしゃる事務所さんもいらっしゃいますので、当社のお客様で対応されている事務所さんはあまり多くはございません。
まとめ
どんなに対策をしても迷惑メールを完全になくすことは出来ません。
そして、士業事務所が運営するホームページからの問い合わせは、メールより電話の割合のほうが断然多くなります。この点を捉えてメールフォームを設置しないという極端な迷惑メール対策を考える方もいらっしゃるかもしれませんが、メールフォームの利点としては、内容が適格であればメールでの相談のほうが対応しやすい、営業時間外においては必須のアイテムであることなどが挙げられますので、各事務所さんの実状に合わせて、フォームの迷惑メール対策をしていくことが重要です。
お困りの点などあれば当社にご相談ください。