
目次
はじめに
現代のデジタル社会において、士業(弁護士、税理士、司法書士、社会保険労務士など)がホームページを持つことは不可欠です。その中でも、コラムを公開することは、信頼性を高め、専門性をアピールし、相談者の方との距離を縮めるための重要な手段となります。ここでは、士業がホームページでコラムを公開する必要性について詳しく解説します。
なぜコラムなのか
当社にご相談にいらっしゃる方は、コンテンツを追加していく必要性をご理解いただいているようで、「追加するコンテンツは何がよいですか?」という聞かれ方をすることが多いのですが、回答としてはコラムと解決事例の2択です。解決事例は定期的に数を追加するのが難しいので、残るコラムを選択ということになります。そもそも士業(弁護士、税理士、司法書士、社会保険労務士など)専門家の署名記事はGoogleが求める概念E-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)を満たしやすく、SEOのコンテンツ評価を得られる可能性が高いのです。
一般的なメリットとしては以下の4つが挙げられます。
①相談者の方の問題解決を意識した専門知識の提供
ホームページでコラムを公開することで、専門的な知識や最新の法律情報を提供できます。これにより、訪問者は有益な情報を得られるだけでなく、執筆者の専門性に対する信頼感も高まります。例えば、弁護士が各解決方法のメリットなどを解説することにより相談の確度は上昇します。
②一般的なSEO対策としての効果
定期的にコラムを更新することは、SEO対策としても有効です。検索エンジンは新しいコンテンツを好む傾向があり、定期的なコラムの更新はウェブサイトの評価を高め、検索結果での上位表示を促進します。これにより、潜在的な顧客がより多く訪れ、集客効果が期待できます。
③場合によっては信頼関係の構築もできる
コラムを通じて、士業の人柄や理念を伝えることができます。これにより、訪問者は士業に対する親近感を持ち、信頼関係が築かれます。例えば、弁護士が実際の裁判経験やエピソードを交えたコラムを書くことで、読者に親しみやすさと信頼感を与えることができます。但し、これはなかなかハードルが高いかもしれません。
④相談者の方とのコミュニケーション
コラムは、相談者の方とのコミュニケーションツールとしても有効です。「コラムに書いてありましたけど」と言われるケースは案外多いようにお聞きします。また、アクセス解析をするとコラムを読んだ上で、相談される方は意外に多いです。表に出るか、出ないは別として、どちらもコミュニケーションとして成立可能です。
コラムの発案
では何を書けばよいのか?
Googleアナリティクスはコラム発案の救世主
普段Googleアナリティクスをチェックされていない方もいるかと思いますが、どの記事(コラム)が役に立っているか一目瞭然ですので、Googleアナリティクスのデータを元に記事を発案いたします。
法律相談でのやり取りもコラム発案に役立ちます
法律相談で聞かれたことに発案のヒントがあります。相談者の方が聞きたい事の中にコラムのネタは眠っていますので、ソースとして役立ててください。
TOPページよりもアクセス数が多いコラムがあるのに相談に繋がらないのはなぜ?
Googleアナリティクスを見るとTOPページよりもアクセス数が多いコラムがたくさんあるのに相談に繋がらないという方もいらっしゃるかもしれません。専門家である士業のコラムはSEOのコンテンツ評価を得られる可能性が高いので、内容の濃いものを書けばかなりのアクセス数になり場合がございます。
それでも相談に繋がらないという場合、下記を見直してください。
- この記事を書いた人(執筆者)のプロフィールを再考
- この記事を書いた人(執筆者)の周辺に著書の表紙などを置く
- 記事自体にタグをつける
- コラム検索を付ける
記事へのアクセスが向上し専門性の見え方も変わってきます。ご説明させていただいたように、士業コラムはアクセス数を獲得しやすいものですが、記事を読んでもらった後に他の記事やサイトの重要コンテンツに移動してもらう工夫も必要です。
まとめ
士業がホームページでコラムを公開することは、多くのメリットがあります。専門知識の提供、SEO対策、信頼関係の構築、相談者の方とのコミュニケーションなど、さまざまな面で役立つツールです。これからは、定期的なコラムの更新を通じて、専門性をアピールし、より多くの相談者の方との信頼関係を築いていくことが重要です。